男色の〈場〉、とくに「公界」(網野善彦)を考える

(茨城キリスト教大学、2021年度前期授業「日本文学」のテキスト) 茨城キリスト教大学での今年の授業「日本文学」では、『男色大鑑』の武士編(すなわち前半4巻)を読んでゆく予定です。その際、さまざまなテーマが考えられますが、私としては、男色の〈場〉、とくに「公界」について考えてみたいと思っています。その問題については『西鶴小説論-対照的構造と〈東アジア〉への視界』(2005年、翰林書房)…

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動物たちとの遭遇も交流?-東ア講座に寄せて②

(2007年の2月にカンボジアへ行った折の写真。タイとの国境近くの小学校を訪問し、子どもたちとサッカーに興じた。子どもたちはほとんど裸足だったが、指の無い子〈蛇などに噛まれたらしい〉や、片方の足のない子も居た〈地雷のためである〉。しかし、とにかく子どもたちは元気で走り回っていた。写真はその時の拙ベスト写真である。この子も素敵な大人に成長しているだろうなぁ。ひょっとしたもうお母さんかもしれない…

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漂流に魅せられる-東ア講座に寄せて①

(架蔵の雑記本、漂流記、当時の法令、オランダ船の積荷覚書など様々な文書が書き写されている。このヲロシア国漂民記は大黒屋幸(光)太夫と磯吉からの聞き書き(写し)。ロシアの女帝エカテリナ(エカチェリーナ)の名も登場する。) 今回、出版した『はじめに交流ありき』(東アジア文化講座・第一巻、文学通信)を編む時に、何を最初に持ってくるか、色々と考え悩みました。結論として、渡海・漂流・漂着が良いの…

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